日本流駐在任期と情報開示の仕組み
会社によっては、駐在前に任期を明示された紙を渡されるところもある。その任期が問題になってきた。そろそろ4月の足音が聞こえてきた、このタイミングで帰任判明となる場合が多い。
海外にいると面倒だと感じる事は、前任者との引き継ぎ、更には後任者への引き継ぎと残り任期が少ないのに、非常にバタバタしてしまう。お土産や卒業旅行など思いで作りもしたいのに、
一旦日本に戻ってきて引き継げなど、2~3か月前の開示では調整が難しくなる。
こっちに駐在してローカルメンバーと話をしていると、彼らも日本人駐在員に任期がある事を理解している。その為か年明けから残り任期が6ヶ月程度と見えた時期の様に徐々にではあるが、『いつ日本に戻れるんだ?』とか『もう知っているんだろう?』などの質問を受ける事がある。これこそバカげた日本の仕組みなんだが、なぜか直前まで教えてもらえない、コンプライアンス案件なのか分からんが、なぜもっと前もって連絡を入れれないのか。本来なら任期があるなら、それに則って開示すべきだし、延長になる事もあるから、本人の意向も確認する必要がある。その辺りが今後若い人には受け入れてもらえない感じもする。海外で仕事をする醍醐味は良いけど、やっぱり人として扱って欲しい。
ましてやローカルの頭の中には、最低でも6ヶ月前に情報をもらって当たり前の感覚をもち合わせており、日本人の日本国内だと1か月で転勤、海外だと2~3か月で帰任など、全く理解出来ない仕組みだと思う。私も同感で、情報開示出来ない原因はどこなのか、そろそろ人事も考えた方が良いと思う。引き継ぐにしても家族を日本に戻らせるにしても、精神的・肉体的な負担がかかる。若い人達には、受け入れられない文化となってくるだろうし、ブラック企業やホワイト企業とか関係なく、人生を楽しめる仕組み作りが優先順位が上がってきている。、
ましてや転勤の仕組み自体がおかしくて、こっちは基本的には応募しない限り、引っ越しを伴う転勤はありえない。もちろん、転職の場合は有り得るけど、家やマンションは家具付きが大半なんで、日本のように時期がくれば引っ越し業者を呼んで、過密スケジュールの調整をするようなことはない。引っ越しがあっても自分で出来る。だって家具・白物家電などは備え付きなんで、わざわざ運ぶ必要は無い。だって、運ぶ頻度が上がれば上がるほど、故障する頻度も比例して上がるし、人手不足な国で環境にも配慮する為にも、良い所は学ぼう。
海外駐在によって、人を育てる事は良いと思う、でも、国内で異動させる必要性はあるのか。
固定観念での価値観を変える必要があると思う、そうだ、日本よそろそろ変わろう!